舘野 泉というピアニストの書いた本です。
コンサートの最中に脳溢血で倒れられ、右半身不随となってしまったのですがわずか2年半後、「左手のピアニスト」として奇跡の復活を遂げられ活躍されている方です。
残念ながら彼の演奏を聞いたことがないのですが、この本からは情熱的な演奏意欲がうかがえました。
彼はショパンやベートーヴェン、モーツァルトのような一般的な作曲家よりも近代、現代の作曲家の曲を好んでいたようですね。
私は一応音大出身なんですがシベリウスがピアノ曲を書いてるなんて知らなかったわ・・・。
セヴラックって誰・・・?って状態だし。
現代作曲家の曲に至っては全身で拒否反応を起こすくらい苦手なのですが、この本を読んで少しくらい聞いてみても良いかしら?
なんて思っちゃいました。
両手を自由自在に操っていたピアニストがある日突然、手の自由を奪われてしまったということは想像を絶する苦悩だったと思います。
息子さんが探し出してくれた左手のための曲集に復活の光を見出したしたそうですね。
「生きることは弾くこと」とう言葉が一番印象に残ってます。
もう少し努力してたら今の私とピアノの関係も少し違ってきたのかなぁ、とこういう作品に出会うたびにに悔やまれるのです・・・。